目次
1. COE申請から日本入国までの流れ
日本の大学で教育を受ける活動を行う者は、査証(ビザ)申請を行い、学生ビザを取得した上で日本に入国する必要があります。査証(ビザ)申請を行うためには、まずは「在留資格認定証明書(Certificate of Eligibility – 以下、COE)」を日本国内の出入国在留管理局に申請しなければなりません。日本国外に在住している学生が日本で申請を行うことは困難なため、学生の申請代理人として、国際教育センターが申請を行います。
⚠注意点
- 出入国在留管理局でCOE申請を行うには、授業料の納入等、必要な手続きが完了していることが条件です。
- 日本国籍を保持している二重または多重国籍者の方は、日本国籍で入国して下さい。日本国籍で入国しない場合は、日本国籍を離脱する必要があります。
2. 必要書類について
以下の表を読んで、ご自身が該当するカテゴリーと必要書類をご確認下さい。
📄 | 書類の名称 | 提出 形式 |
新入学 | 再入学 | 復学 | 交換留学から の帰学 |
その他 |
A | 個人情報入力フォーム | Excel | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
B | パスポート | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
C | 顔写真 | PDF/JPG | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ |
D | 経費支弁能力証明書類 | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
E | 理由書 | ✖ | ✔ | ✔ | ✔ | ✔ | |
F | 兵役証明書 | ✖ | ✖ | 該当者のみ | ✖ | ✖ | |
G | 奨学金受給証明書 | 該当者のみ | |||||
※提出方法 |
メールで提出 |
国際教育センターの |
⚠注意点
- 場合によっては、出入国在留管理局から上記以外の書類の追加提出を求められる場合があります。
- 各種証明書の原本については、出入国在留管理局から原本の提出を求められた場合に、すぐに海外郵便で本学に送付できるよう、必ずお手元に準備・保管しておいてください。
📄A. 個人情報入力フォーム
このフォームに⼊⼒された情報に基づいて、出⼊国在留管理局に提出する申請書を国際教育センターが作成します。このフォームは3枚のシートで構成されています。全てのシートに記入して、Excel形式でご提出下さい。経費支弁計画については、経費支弁者の方と相談の上、入力して下さい。
- Form 1:基本的な個人情報、学歴や職歴、経費支弁計画
- Form 2:過去の日本出入国歴
- Form 3:経費支弁書
→こちらから書式をダウンロードして下さい。
→こちらから記入見本を参照して下さい。
📄B. パスポート
パスポートの以下の写真をご提出下さい。
- 顔写真および本人情報が記載されているページ
- ⾝分事項ページの他に、重要な情報が載っているページがあれば、必ずご提出下さい(例:フルネームの記載、変更後の氏名等)
📄C. 顔写真
下記の条件を満たす写真をご準備下さい。この顔写真は、COEや入国後に発行される在留カードに印刷されます。
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📄D. 経費支弁能力証明書類
COE申請を行うには、出入国在留管理局の規定により、在留中の一切の経費の支弁能力を証明しなければなりません。下表でご自身がどの項目に該当するのかを確認し、経費支弁能力の証明書類をご提出下さい。
# | 経費支弁者 |
提出書類 |
1 | 収入がある親族等 |
下記①と②の両方 ①経費支弁者名義の預金残高証明書
②経費支弁者の収入証明書 ↓収入証明書にあたるものの例
※有価証券など、上記以外の書類を証明書として利用することはできません。 |
2 |
収入がない親族等 |
経費支弁者名義の預金残高証明書
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3 | 学生本人 |
学生名義の預金残高証明書
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書類を準備する前に、まずは下記「よくある質問はこちら」をお読みください。
⚠ 注意点
- 大学への提出日からさかのぼって1ヵ月以内に発行されたものを提出して下さい。
- 通貨種類は問いません。
- 証明書が日本語または英語で発行されない場合は、別紙で翻訳文をつけて下さい。翻訳文には翻訳者の氏名、翻訳日、申請人との関係(例:「申請人本人」、「申請人の友人」等)を記入して下さい。なお、翻訳文は手書きではなく、パソコンで作成して下さい。
📄 E . 理由書
この理由書は、COE交付申請の際に、他の書類と合わせて出入国在留管理局に提出されます。今回、COE の交付申請をするに至った理由やあなたの状況を、所定の様式に簡潔に分かりやすくご記入下さい。
→こちらから理由書のフォームをダウンロードして下さい。
📄F. 兵役証明書 (該当者のみ)
休学理由が兵役の学生のみ必要です。PDF形式でご提出下さい。
兵役証明書が日本語または英語で発行されない場合は、別紙で翻訳文をつけて下さい。翻訳文には翻訳者の氏名、翻訳日、申請人との関係(例:「申請人本人」、「申請人の友人」等)を記入して下さい。なお、翻訳文は手書きではなく、パソコンで作成して下さい。
📄G. 奨学金受給証明書(該当者のみ)
経費の一部または全部を奨学金で支弁する場合は、下記の情報が記載された証明書をご提出下さい。証明書が電子形式ではなく紙形式でのみ発行されている場合は、PDF形式でご提出下さい。
- 受給者の氏名
- 奨学金支給団体名
- 受給期間
- 受給金額
- 通貨
- 発行年月日
3.COEの申請から発行まで
不備なく書類が揃ったら、学生の申請代理人として、国際教育センターがCOEの申請を行います。
出入国在留管理局での審査を経てCOEが発行されるまで、通常は4週間~8週間を要します。
COEが発行されたら、メールまたはOnline Support DeskでCOEをお送りします。
⚠ 注意点
- 出入国在留管理局の判断により書類の追加提出が必要になった場合は、ご連絡することがあります。そのため、メールまたはOnline Support Deskを定期的にご確認ください。
- 審査状況やCOEの発行時期については、出入国在留管理局は情報を開示しておりません。そのため、手続きの進捗状況に関するご質問には、お答えできません。
- 国際教育センターは提出された資料に基づいて代理申請を行いますが、申請が却下された場合、立命館大学は一切の責任を負いかねます。
4.査証(ビザ)申請について
COEを受け取ったら最寄りの日本大使館または領事館にて、査証(ビザ)申請を行って下さい。
必要書類や査証申請にかかる日数については、申請予定の日本大使館・領事館にご自身で事前にご確認下さい。
⚠ 注意点
- 原則として、母国もしくは居住している国の日本大使館または領事館で手続きを行ってください。やむをえない事情により母国ではない国の日本大使館または領事館で申請する際は、事前にご自身でご確認ください。
- 原則、日本国内で在留資格を「短期滞在」(観光ビザ)から「留学」に変更することは認められていません。そのため、立命館大学は日本国内での「短期滞在」から「留学」への在留資格変更手続きのサポートおよび書類発行は行いません。
5.よくある質問
💡パスポートについて
- 過去のパスポートを紛失してしまったので、すべての出入国歴が分かりません。
- 国際教育センターにその旨をご連絡下さい。
- 現在パスポートの更新申請中です。どうすればよいでしょうか?
- パスポート更新中でも、COE申請を行うことは可能です。ただし、新しいパスポートを出入国管理局に提出しない限り、審査が完了したとしてもCOEは発行されません。そのため、新しいパスポートが発行されたら、すぐに国際教育センターにご提出下さい。パスポートの更新に時間がかかることが予想される場合は、一度国際教育センターにご相談下さい。また、パスポート更新時にパスポートの氏名変更を予定している方は、下記「日本に入国する前にパスポートの氏名を変更しようと思っていますが、大丈夫ですか?」をご確認下さい。
- 日本に入国する前にパスポートの氏名を変更しようと思っていますが、大丈夫ですか?
- 日本入国時に使用するパスポートに記載されている氏名と、COEに記載される氏名は一致していなければいけません。COE申請中にパスポートの氏名変更を行った場合、一度COE申請を取り下げて、再度申請を行う必要があります。
💡経費支弁能力証明書について
- どんな人が経費支弁者になることができますか?
- ご両親もしくは直系の親族の方です。経費支弁者が複数であっても問題ありません。経費支弁者のうち最低一人は、定期的な収入がある方でなければいけません。
- 私の経費支弁者には、1年間の学費と生活費を十分に賄えるだけの預金があります。それでも、収入証明書を提出しなければいけませんか?
- はい。申請書には、経費支弁者の年収情報を記入しなければいけません。また、円滑に申請を進めるためには、卒業まで一貫して安定した経費支弁能力(=収入)を備えていることの証明が重要です。
- 経費支弁能力証明書として、自分名義の預金残高証明書のみを提出しようと思っていますが、問題ありませんか?
- 問題ありません。ただし、卒業までの全ての経費を支弁する能力があることの証明として、卒業までの生活費と学費と同等またはそれ以上の預金残高が記載された預金残高証明書を提出して下さい。それが難しい場合は、ご両親などの経費支弁者の収入証明書と預金残高証明書をご提出下さい。
- 日本に入国後、アルバイトをするつもりです。そのアルバイトの給与を経費支弁方法に含めても良いですか?
- いいえ、できません。学生ビザの申請には、日本で働かなくても生活費や学費を賄うことができるだけの十分な資金があることが前提です。
- 預金残高証明書と収入証明書以外の書類ではいけませんか?
- 原則、預金残高証明書と収入証明書以外の書類は受け付けません(通帳、クレジットカード履歴、株や証券等)。
💡兵役証明書
- 除隊予定日がまだ先なので、兵役証明書を発行してもらうことができません。どうすればよいでしょうか?
- 兵役証明書の代わりに、除隊予定日が分かる証明書をご提出下さい。
💡COEの申請から発行まで
- 申請してからだいぶ時間がたちますが、COEが発行されたという連絡がありません。どうすればよいでしょうか?
- 在留出入国管理局に多くの申請が集中している場合、COEが発行されるまでに時間がかかることもあります。COEが発行され次第すぐにご連絡しますので、それまでお待ちください。
- 審査状況について教えてもらうことはできますか?
- 審査状況やCOEの発行時期については、出入国在留管理局は情報を開示しておりません。そのため、手続きの進捗状況に関するご質問には、お答えできません。
💡査証(ビザ)申請について
- どんな書類を準備すればよいですか?
- 査証申請を行う予定の日本大使館または領事館にご自身でお問い合わせ下さい。
💡渡日について
- いつごろ日本に入国するべきですか?
- 学生ビザは日本で教育を受ける活動を行う者に対して発給されます。そのため、学期開始よりもあまりに早く日本に入国することは、好ましくありません。学期開始の1か月以内を目処に入国するようにして下さい。(秋学期入学者・復学者の場合…9月以降に入国、春学期入学者・復学者の場合…3月以降に入国)